Genta Hirauchi

公開日:2020/06/28
更新日:2020/08/03

【Android】GitHubにMavenのリポジトリを作成する方法を解説

  • GitHubにMavenのリポジトリを作成したい
  • Mavenリポジトリのライブラリを使用したい

Androidのアプリ開発においてライブラリを使用する際、GitHub上にMavenリポジトリを作成し、ライブラリを公開しておくことで、スムーズなライブラリの導入を実現することができます。

本記事では、GitHubにMavenリポジトリを作成する方法と、Mavenリポジトリに公開したライブラリを使用する方法について解説致します。

目次

Mavenリポジトリの作成

ライブラリの作成

まずは、Mavenリポジトリに公開するライブラリの作成を行います。

ライブラリの作成に関しましては、以下の記事をご覧ください。なお本記事では、以下の記事で作成したライブラリを使用し、解説を進めていきます。

【Kotlin】ライブラリの生成と利用方法について解説

アプリ開発をしていると、同じ実装を、複数のプロジェクトで使いたいということがありますよね。そんな時は、使いまわしたい実装をライブラリ化すると便利です。本記事では、ライブラリの生成から利用までを解説致します。

aarファイルの作成

続いて、Mavenリポジトリを作成するためのaarやpom等のファイルを作成します。

ライブラリのbuild.gradleの下部に、以下を追加します。

1行目では、作成するファイル群を、どこの何というディレクトリに作成するかを指定しております。上記の実装では、ルートディレクトリにrepositoryというディレクトリが作成され、その中にファイル群が作成されます。

9〜10行目では、ライブラリのバージョン、グループ名、ライブラリ名を指定しております。

上記の実装ができましたら、Android Studioのターミナルを開き、./gradlew uploadArchivesを実行します。ルートディレクトリにrepositoryというディレクトリが作成され、その中にaarやpom等のファイルが作成されていればOKです。

GitHubにMavenリポジトリを公開する

最後に、先ほど生成したrepositoryディレクトリを、GitHubに公開します。

GitHubに任意のリポジトリを作成し、repositoryをプッシュしましょう。自分の環境では、MavenSampleというリポジトリにプッシュしました。

Mavenリポジトリのライブラリの利用

続いて、GitHubに公開したMavenリポジトリのライブラリを利用する方法を解説していきます。

まず、新規でプロジェクトを作成します。自分は、UseMavenというプロジェクトを新たに作成致しました。

プロジェクトが作成できましたら、app/build.gradleに以下を追加し、先ほどGitHubに公開したmylibraryを使用できるようにします。

追加できましたら、一度プロジェクトをSyncします。

これで、mylibraryを使用できるようになりますので、mylibraryに実装した処理を呼び出してみましょう。

mylibraryが正しくインポートできれば成功です。
以上、Mavenリポジトリの作成と利用方法の解説でした。