公開日:2020/04/11更新日:2020/08/03
【Kotlin MVP】todo-mvp-kotlinでMPVを学ぶ #1 | MVPとは、todo-mvp-kotlinのビルド

- MVPって何?
- MVPの実装方法を1から学びたい
アプリ開発におけるアーキテクチャ(設計)の1つに、MVPというものがあります。
本記事では、MVPとは何か?そして、Googleが公開している、todo-mvp-kotlinというサンプルアプリのビルド方法について解説致します。
目次
MVPとは
MVPとは、Model、View、Presenterからなるアーキテクチャ(設計)の事です。それぞれ、以下の役割を担います。
Model
- Presenterからの指示で、データベースや、リモートからデータの取得等を行う
- 処理完了後、結果をPresenterへ伝える
View
- UIの実装を行う
- ユーザー操作や、ライフサイクルイベントをPresenterへ伝える
- Presenterから結果を受け取り、UIに表示する
Presenter
- Viewから受け取ったイベントを、Modelへ伝える
- Modelから受け取った結果を、Viewへ伝える
引用:https://raw.githubusercontent.com/wiki/android/architecture-samples/images/mvp.png
ActivityやFragmentに全ての処理を実装するのではなく、MVPのように、それぞれ役割を持つクラスに分けて実装することで、処理がわかりやすくなります。
また、グループでの開発でMVPを取り入れることで、実装箇所の分担や、メンバーが入れ替わった際の実装内容の解説なども簡単になります。
todo-mvp-kotlinの取得
さて、MVPを学んでいくにあたり、GoogleがGitHubに公開しているtodo-mvp-kotlinというサンプルコードを使用したいと思います。
architecture-samplesのclone
todo-mvp-kotlinは、architecture-samplesというリポジトリのbranchです。まずはarchitecture-samplesをcloneしましょう。
※Macのターミナルで解説いたします。
git clone https://github.com/android/architecture-samples.git
architecture-samplesへの移動
cloneできましたら、architecture-samplesディレクトリへ移動します。
cd architecture-samples/
todo-mvp-kotlinにbranchを切り替える
cloneした状態では、branchがmasterになっておりますので、todo-mvp-kotlinへ切り替えます。
git checkout todo-mvp-kotlin
以上で、todo-mvp-kotlinのソースコードの取り込みは完了です。
todo-mvp-kotlinのビルド
では、取り込んだtodo-mvp-kotlinのソースコードを、Android Studioで開いてみましょう。
※注意
開く際は、architecture-samplesではなく、その中の、todoappを開きます。
Android Studioで開きましたら、todoappの構成を確認しましょう。以下の画像のような構成になっていればOKです。
ではアプリを実行してみましょう。
以上がtodo-mvp-kotlinのビルド手順となります。みなさん、無事ビルドできましたでしょうか?
次回は、todo-mvp-kotlinのフォルダ構成について、詳しくみていく予定です。
ありがとうございました。